Solaris 10 の概要

デスクトップの機能拡張

Solaris 10 6/06 リリースでは、次のデスクトップ機能と拡張機能が追加されました。

32 ビット: USB ポートでのパーム同期

このデスクトップ機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。

パーム同期機能では、Solaris OS の USB ポートを使って、パームデバイスを同期化することができます。この機能は、パームトップのようなモバイルデバイスとデスクトップの同期化をサポートします。

詳細は、gpilotd-control-applet (1) のマニュアルページを参照してください。

32 ビット: gnome-pilot ユーティリティー

このデスクトップ機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。

パームユーザーは、gnome-pilot ユーティリティーを使って、Evolution と Solaris OS 上のデバイスのカレンダ、連絡先、およびタスクリストを同期化することができます。また、Solaris OS 上でパームユーザーのデバイスのバックアップと復元を行うこともできます。gnome-pilot 機能は、PalmOS® 4.x と PalmOS 5.x の同期化をサポートします。

x86: Xorg X Server version 6.9

この X11 ウィンドウの拡張機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。

X.Org Foundation とオープンソースコミュニティーにより、x86 および x64 プラットフォーム用の Xorg X Server が version 6.8.2 から version 6.9 にアップグレードされました。新バージョンでは、ATI、XGI、VIA、および Intel の新モデルを含む、より多くのグラフィックスデバイスがサポートされるようになりました。Xorg X Server version 6.9 では、キーボードとマウスの操作性が改良され、パフォーマンスが強化され、バグが修正されています。

詳細は、Xorg(1) のマニュアルページを参照してください。