Solaris 10 の概要

PCI Express (PCIe) のサポート

この Solaris リリースでは、SPARC システムと x86 システムの両方で PCI Express (PCIe) インターコネクトをサポートします。

PCIe は、周辺デバイスをデスクトップ、エンタープライズ、モバイル、通信、および組み込みの各アプリケーションに接続するために設計されています。

PCIe インターコネクトは、業界標準の高性能シリアル入出力バスです。

PCIe ソフトウェアは、この Solaris リリースで次の機能を提供します。

次の cfgadm の例では、x86 システム上のホットプラグ可能な PCIe デバイスが出力されます。次の出力は、プラットフォームによって異なる場合があります。正しい cfgadm 構文については、使用しているハードウェアマニュアルを参照してください。


# cfgadm pci
Ap_Id                          Type         Receptacle   Occupant     Condition
pcie1                          unknown      empty        unconfigured unknown
pcie2                          unknown      empty        unconfigured unknown
pcie3                          unknown      empty        unconfigured unknown
pcie4                          etherne/hp   connected    configured   ok
pcie5                          pci-pci/hp   connected    configured   ok
pcie6                          unknown      disconnected unconfigured unknown

ホットプラグ可能な PCIe 周辺装置の管理モデルは、cfgadm コマンドを使用する PCI 周辺装置の管理モデルと同じです。

詳細は、cfgadm_pci(1M) のマニュアルページと『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。使用しているハードウェアマニュアルを参照して、使用しているシステム上で PCIe および PCIe のホットプラグがサポートされているかどうかを確認します。また、アダプタを物理的にシステムに挿入する手順とシステムから取り外す手順をよく確認し、該当する場合にはデバイスの自動構成のセマンティクスについてもよく確認してください。

PCIe テクノロジの詳細は、http://www.pcisig.com を参照してください。