Sun JavaTM Web Console は、ユーザーが Web ベースの管理アプリケーションを操作するための共通の場所を提供します。ユーザーは、サポートされている Web ブラウザを使用して特定の HTTPS ポート経由でログインすることにより、コンソールにアクセスします。このコンソールが単一のエントリポイントを提供するため、複数のアプリケーションの URL を調べる必要がなくなります。コンソールでは、コンソールに登録されたすべてのアプリケーションに対し、認証と承認のサービスが提供されます。
コンソールベースのアプリケーションはすべて、同一のユーザーインタフェースガイドラインに準拠しています。また、Sun Java Web Console は、登録されているすべてのアプリケーションに対し、監査およびロギングサービスも提供します。
Solaris ZFS 管理ツールは、Solaris 10 6/06 リリースから提供されるようになったコンソールアプリケーションです。Solaris ZFS Web ベース管理ツールの使用方法の詳細は、『Solaris ZFS 管理ガイド』を参照してください。
Solaris 10 11/06 以降のリリースでは、Sun Java Web Console が次のように変更されています。
JavaServerTM Faces 技術に基づくアプリケーションがサポートされるようになりました。
コンソールサーバーは、サービス管理機能 (Service Management Facility、SMF) によって管理されるサービスとして実行されるように構成されます。SMF コマンドで障害管理リソース識別子 (FMRI) system/webconsole:console を使用して、Web コンソールサーバーを管理できるようになりました。以前の Solaris 10 リリースと同様に、smcwebserver コマンドを使用してコンソールサーバーの起動、停止、有効化、および無効化を行うこともできます。
詳細については、smcwebserver(1M) のマニュアルページを参照してください。
新しいコマンド wcadmin は、コンソールのプロパティーの設定に使用されます。このコマンドは、この新しいバージョンのコンソール向けに作成されたコンソールアプリケーションの配備と有効化にも使用されます。smreg コマンドは、以前は類似の作業を実行するために使用されていましたが、今後は、以前のバージョンのコンソール向けに開発されたアプリケーションの登録と登録解除だけに使用されるようになりました。
詳細は、smreg(1M) および wcadmin(1M) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Sun Java Web Console の操作 (手順)」を参照してください。