Solaris 10 11/06 リリースでは、さらにセキュリティーが強化された 2 つのデスクトップインタフェースが用意されています。ユーザーは Trusted Java Desktop System (Trusted Java DS) と Trusted 共通デスクトップ環境 (Trusted CDE) の両方を使用できます。これらには次の機能が含まれています。
マルチレベルのセッションにより、セキュリティーの低下を招くことなく、ユーザーが表示する権限を与えられているデータにアクセスできるようにする
トラステッドパスの検証により、ユーザーセッションがハイジャックされていないことを確認する
ラベル付きウィンドウにより、ウィンドウやドキュメントのラベルを表示する
ドラッグ&ドロップのセキュリティー制限により、確実にデータの移動が管理され、セキュリティー違反がユーザーに通知されるようにする
CD-ROM、DVD、オーディオデバイスなどのデバイスに対するラベル付きデバイス割り当てにより、セキュリティー保護されていないデバイスへの機密データの転送を制限する
セキュリティー保護されたリモートアクセスにより、ほかのシステムからマルチレベルのセッションおよびシングルレベルのセッションにアクセスする