次のユーティリティーが拡張されて、指定されたデバイスが使用中かどうかを検出するようになりました。
dumpadm
format
mkfs と newfs
swap
これらの機能拡張は、これらのユーティリティーで次のような使用ケースの一部を検出できる場合があることを意味します。
デバイスが ZFS ストレージプールに含まれている
デバイスがダンプデバイスまたはスワップデバイスである
マウントされたファイルシステムまたはデバイスのエントリが /etc/vfstab ファイルに存在する
デバイスが Live Upgrade の構成に含まれている
デバイスが Solaris ボリュームマネージャーの構成または Veritas ボリュームマネージャーの構成に含まれている
たとえば、format ユーティリティーを使用してアクティブデバイスにアクセスしようとすると、次のようなメッセージが表示されます。
# format . . . Specify disk (enter its number): 1 selecting c0t1d0 [disk formatted] Warning: Current Disk has mounted partitions. /dev/dsk/c0t1d0s0 is currently mounted on /. Please see umount(1M). /dev/dsk/c0t1d0s1 is currently used by swap. Please see swap(1M). |
ただし、これらのユーティリティーは、すべてのケースを同様に検出するわけではありません。たとえば、newfs コマンドを使用して、Live Upgrade の構成に含まれているデバイス上に新しいファイルシステムを作成できます。ただし、Live Upgrade の構成に含まれているデバイス上に、マウントされたファイルシステムも存在する場合は、newfs コマンドを使用して新しいファイルシステムを作成することはできません。