この説明は、Solaris Express 9/03 での新しい説明です。Solaris 9 ユーザー向けに、この機能が Solaris 9 4/04 で新しく追加されました。
EHCI ドライバには、次の機能があります。
USB 2.0 をサポートする拡張ホストコントローラインタフェースに準拠しています。
高速の制御転送、バルク転送、および割り込み転送をサポートします。
現在、高速の等時性 (アイソクロナス) トランザクションはサポートされていません。たとえば、USB 1.x デバイスを USB 2.0 ポートに接続された USB 2.0 ハブには接続できません。
EHCI および OHCI によって制御されるデバイスを使用するときは、次の点に注意してください。
USB 2.0 ホストコントローラには、1 つの高速 EHCI (Enhanced Host Controller) と 1 つ以上の低速または最大速度 OHCI (OpenHCI Host Controller) が埋め込まれたコントローラが付いています。USB 2.0 ポートに接続されているデバイスは、USB 2.0 をサポートしているかどうかに応じて、EHCI または OHCI コントローラに動的に割り当てられます。
同じシステムに USB 2.0 と USB 1.x デバイスが実装されている場合には、EHCI ドライバおよび OHCI ドライバは、システムに接続されているデバイスの種類に応じてデバイス制御を「渡し」ます。
USB 2.0 PCI カード上のポートに 接続された USB 2.0 ストレージデバイスのデバイス名は、以前の Solaris リリースで同じハードウェア構成で使用していた場合には、このリリースにアップグレードしたあとで変更されることがあります。この変更は、アップグレードによりこれらのデバイスが USB 2.0 デバイスとして認識され、制御が EHCI コントローラに引き継がれるために発生します。 /dev/[r]dsk/c wtxd ysz の w (コントローラの番号) は、それらのデバイスに合わせて変更されます。