この機能は、Solaris Express 11/03 リリースで、「Solaris Product Registry Enhancements」というタイトルで新しく追加されました。この機能の説明は、Solaris Express 8/04 と 10/04 リリースで更新されました。
Solaris パッケージおよびパッチツールは拡張され、パフォーマンス向上と機能強化が図られています。
そうした拡張の一部として、ファイルをパッケージに対応付けするための新しいオプションが、pkgchk コマンドに追加されました。ファイルをパッケージに対応付けるには、grep pattern /var/sadm/install/contents の代わりに pkgchk -P オプションを使用します。-P オプションでは部分パスが使えます。このオプションを -l オプションと組み合わせると、指定した部分パスを含むファイルの情報が一覧表示されます。
以前の Software Express リリースをインストールした場合、システムが SQL 形式のパッケージデータベースを使用している可能性があります。SQL データベースは、次のいずれかの場合に作成されます。
Solaris Express 10/04 より前の Solaris Express リリースの初期インストールを実行した場合。
以前の Solaris Express リリースにアップグレードしたあと、pkgadm upgrade を実行してパッケージデータベースを手動でアップグレードした場合。
Solaris Express 10/04 以降のリリースにアップグレードすると、SQL パッケージデータベースが元の ASCII テキストファイル形式に自動的に変換されます。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』と pkgchk(1M) のマニュアルページを参照してください。