Solaris 10 の概要

Solaris ボリュームマネージャーのディスクセットサポートの拡張

この機能は、Solaris Express 1/04 と Solaris 9 9/04 で新しく追加されました。

Solaris ボリュームマネージャーでは、デバイス ID の機能が拡張されています。ローカルセット内のディスクの移動だけでなく、指定のディスクセット内のディスクの移動も自動的にトレースできます。この拡張機能により、ディスクが再編成された場合でも、Solaris ボリュームマネージャーのボリュームの状態は変わりません。また、デバイス ID サポートにより、2 台のホストでディスクセットへのアクセスを共有することができます。なお、ディスクセットへの同時アクセスは許可されませんが、アクセス可能な raw ストレージのビューが異なっていてもかまいません。

Solaris ボリュームマネージャーでは、metaimport コマンドの機能も拡張されています。このコマンドでは、拡張されたデバイス ID サポートを使用して、別のシステムで作成されたディスクセットであってもインポートできます。

詳細は、metaimport(1M) のマニュアルページを参照してください。