Solaris 10 の概要

zonename 監査トークンと監査ポリシーオプション

Solaris ゾーン区分技術は、Solaris Express 2/04 での新技術です。「Solaris ゾーンソフトウェア区分技術」を参照してください。ここで説明する zonename の機能拡張は、この技術に関連するもので、同様に Solaris Express 2/04 で導入されました。

zonename 監査トークンには、監査イベントが発生したゾーンの名前が記録されます。zonename audit policy オプションは、すべてのゾーンについて、zonename トークンが監査レコードに含まれているかどうかを判別します。事前に選択されている監査クラスの基準が大域ゾーン以外のゾーンの間で異なっている場合には、ゾーンごとに監査レコードを解析することもできます。zonename 監査ポリシーを利用して、監査レコードをあとでゾーンごとに選択することもできます。

『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「監査と Solaris ゾーン」を参照してください。

詳細は、audit.log(4)auditconfig(1M)、および auditreduce(1M) のマニュアルページを参照してください。『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』の「ゾーン内での Solaris 監査の使用」も参照してください。