Solaris オペレーティングシステムでは、日本語 PostScript プリンタで日本語テキストを印刷できます。日本語 PostScript プリンタに日本語テキストを印刷する方法は 2 通りあります。1 つは、jtops(1) または mp(1)を使ってクライアント側で PostScript に変換し、プリンタサーバーに渡す方法であり、もう 1 つは、サーバー側で変換する方法です。ここでは、サーバー側で変換する場合のプリンタの設定方法について説明します。
lp では、以下のフィルタ固有のオプションを利用できます。
表 7–3 jpostprint フィルタ固有のオプション
オプション |
内容 |
---|---|
-o length=len |
1 ページの行数を len に指定 |
-P page-list |
page-list で指定するページ範囲を印刷 |
-y group |
1 ページあたり 2 個の論理ページで印刷 |
-y group=n |
1 ページあたり n 個の論理ページで印刷 |
-y portrait |
縦長で印刷 |
-y landscape |
横長で印刷 |
-y magnify=n |
n 倍に拡大して印刷 |
-y PCK |
指定したファイルの文字コードを PCK に指定 |
-y eucJP |
指定したファイルの文字コードを eucJP に指定 |
-y UTF-8 |
指定したファイルの文字コードを UTF-8 に指定 |
フィルタ固有のオプションの使用例を以下に示します。
sun% lp -P 2,3 -y PCK textfile.pck |
UTF-8 では、日本語 EUC で表現できる文字のみ印刷可能