日本語環境ユーザーズガイド

日本語入力方式の概要

日本語環境でログインした場合、日本語の入力方式としては、ATOK for Solaris (ATOK17 相当) または Wnn8 が使用できます。日本語の入力方式のデフォルトは ATOK for Solaris です。Wnn8 を使用する場合は後述の [[ Wnn8 の選択方法 ]] を参照してください。 それぞれの日本語入力方式の詳細については、『ATOK for Solaris ユーザーガイド』『Wnn8 ユーザーズガイド』、または各オンラインヘルプを参照してください。

IIIMF rev.12 では入力方式設定エディタ (iiim-properties) を用いて、入力方式 のステータス表示位置やトリガーキーなどを設定することができます。入力方式設定エディタは、 Java Desktop System では「起動」->「設定」->「デスクトップの設定」-> 「入力方式」、CDE 環境では「ワークスペース・メニュー」->「ツール」-> 「入力方式の設定」から起動します。また、後述の「入力方式スイッチ」を 右クリックし「設定...」を選択することによっても起動できます。 入力方式設定エディタの詳細は、入力方式設定エディタのヘルプを参照 してください。

図 4–1 入力方式設定エディタ

入力方式設定エディタ

入力方式のステータス表示位置のデフォルトは、Java Desktop System 環境 では GNOME パネル上、CDE 環境では各ウインドウの左下です。パネルに ステータスを表示させるには、パネル上で右クリックし「パネルに追加」-> 「ユーティリティ」->「入力方式スイッチ」を選択します。この「入力方式 スイッチ」は入力言語を切り替える場合にも使用します。 尚、CDE 環境では「入力方式スイッチ」は提供されていません。ステータス 表示位置を「Gnome パネル」に設定すると、各ウインドウからステータスが 表示されなくなります。

ja_JP.UTF-8 環境でログインした場合、複数言語入力を使用できます。中国語、 韓国語、タイ語、インド諸語ロケールがインストールされている場合は、それら の言語用の入力方式も同時に使用できます。

図 4–2 入力エンジン切り替え

入力エンジン切り替え