Solaris オペレーティングシステムは、端末ベースの入出力に対して、日本語の処理機能を提供しています。その中でも、setterm には、種類の異なる端末間にインタフェースを提供する機能があります。setterm を使って端末を設定すると、扱う文字コード (ロケールにより設定される) と端末の文字コードの違いをコード変換によって吸収できます。また STREAMS 内部で日本語文字コードが正しく処理されるように設定できます。
たとえば、ja または ja_JP.eucJP ロケールで PCK 漢字端末が接続されている場合、入力は日本語 EUC に変換され、端末への出力は PCK に変換されます。
漢字端末を設定する setterm コマンドは、次のような書式で使用します。
sun% setterm [ -x name ] [-t] |
現在のロケールの文字コードと端末の文字コードが同じであれば、setterm(1) を 使用しないで端末の設定を行うことができます。
sun % stty deteucw |
詳細は、setterm(1) のマニュアルページを参照してください。