ボリューム名の要件 (「ボリューム名」) と 「ボリューム名を変更するための背景情報」を確認します。
このボリュームを使用するファイルシステムのマウントを解除します。
# umount /filesystem |
次のどちらかの方法でボリューム名を変更します。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」を開きます。名前を変更するボリュームを選択します。アイコンを右マウスクリックします。「プロパティ (Properties)」オプションを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。
次の形式の metarename コマンドを実行します。
# metarename old-volume-name new-volume-name |
既存ボリュームの名前を指定します。
既存のボリュームに新しい名前を指定します。
詳細については、metarename(1M) コマンドのマニュアルページを参照してください。
必要であれば、エントリが新しいボリューム名を参照するように /etc/vfstab ファイルを編集します。
ファイルシステムを再びマウントします。
# mount /filesystem |
次の例では、ボリュームの名前 d10 を d100 に変更します。
# umount /home # metarename d10 d100 d10: has been renamed to d100 (ファイルシステムが新しいボリュームを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集する) # mount /home |
d10 にはマウントされたファイルシステムがあるので、ファイルシステムをマウント解除してからでなければ、ボリューム名を変更できません。このファイルシステムのエントリが /etc/vfstab ファイル内に存在している場合は、そのエントリが新しいボリューム名を参照するように変更します。
たとえば、/etc/vfstab ファイルにファイルシステム用の次のエントリが指定されているとします。
/dev/md/dsk/d10 /dev/md/rdsk/d10 /docs home 2 yes - |
次のようにエントリを変更します。
/dev/md/dsk/d100 /dev/md/rdsk/d100 /docs home 2 yes - |
既存のミラーやトランザクションボリュームが存在する場合、metarename -x コマンドでミラーやトランザクションボリュームを削除しても、そのボリュームを構成するボリュームのデータは保持できます。たとえば、トランザクションボリュームの場合には、マスターデバイスが ボリューム (RAID 0、RAID 1、または RAID 5 ボリュームのいずれか) である限り、そのボリュームのデータは保持されます。