「RAID-1 ボリュームの作成と保守」を確認します。
すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作には root 権限が必要です。
次のどちらかの方法でミラーを拡張します。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開きます。ミラーを選択します。さらに「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択し、サブミラー (Submirror) タブをクリックします。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。
metattach コマンドを使って各サブミラーにスライスを接続します。
# metattach submirror slice  | 
ミラー内のすべてのサブミラーを拡張する必要があります。詳細は、metattach(1M) のマニュアルページを参照してください。
metattach コマンドを使って、ミラーのサイズをサブミラーのサイズに基づいて計算し直すように指示します。
# metattach mirror  | 
# metastat
d8: Mirror
    Submirror 0: d9
      State: Okay        
    Submirror 1: d10
      State: Okay        
...
# metattach d9 c0t2d0s5
d9: component is attached
# metattach d10 c0t3d0s5
d10: component is attached
# metattach d8
 | 
この例では、2 つのディスクドライブをミラーの2 つのサブミラーに連結することによって、ミラー化したマウント済みのファイルシステムを拡張します。ミラー d8 は、2 つのサブミラー d9 と d10 から構成されています。
UFS の場合は、ミラーボリュームに対して growfs(1M) コマンドを実行します。「ファイルシステムを拡張するには」を参照してください。
データベースなど、raw ボリュームを使用するアプリケーションは、独自の方法で記憶領域を拡張できなければなりません。