Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

rpcmod:clnt_max_conns

備考欄

個々のN FS サーバーと通信するときに、NFS クライアントが使用する TCP 接続の数を制御します。1 つの接続で RPC を多重化できるように、カーネル RPC が構築されます。しかし、必要な場合には複数の接続を使用できます。

データ型

整数 (32 ビット)

デフォルト

1

範囲

1 から 231 - 1

単位

接続

動的か

はい

検査

なし

どのような場合に変更するか

一般には、1 つの接続だけでネットワーク帯域幅全体を使いきることができます。しかし、ネットワークが提供する帯域幅を TCP が 1 つのストリームだけで利用できない場合は、複数の接続を使えば、クライアントとサーバー間のスループットが向上することがあります。

接続数の増加にはそれなりの影響があります。接続数が増えると、各接続を維持するために必要なカーネルリソースの使用量も増えます。

コミットレベル

変更の可能性あり