Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

例 — mdb を使用した値の変更

整数パラメータ maxusers の値を 495 から 512 に変更するには、次のようにします。


# mdb -kw
Loading modules: [ unix krtld genunix ip logindmux ptm nfs ipc lofs ]
> maxusers/D
maxusers:
maxusers:       495
> maxusers/W 200
maxusers:       0x1ef           =       0x200
> $q

実際に変更する場合は、maxusers を変更したいパラメータのアドレスに、値を設定したい値に置き換えて、このコマンドを実行します。

モジューラデバッガの使用についての詳細は、『Solaris モジューラデバッガ』を参照してください。

kmdb デバッガまたは mdb デバッガを使用する場合、モジュール名の接頭辞は不要です。モジュールのロード後、そのシンボルはコアカーネルのシンボルやすでにロードされている他のモジュールのシンボルとともに共通の名前空間を形成するからです。

たとえば、UFS モジュールがロードされている場合、各デバッガは ufs:ufs_WRITESufs_WRITES としてアクセスします。 ufs: 接頭辞が必要なのは、/etc/system ファイルに設定する場合です。