Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

smallfile

備考欄

ファイルの大きさが超えると freebehind アルゴリズムでキャッシュに保持しない候補になる、しきい値を決定します。

大容量メモリーシステムには、深刻なメモリー不足を引き起こすことなく、10M バイトのファイルを千単位でキャッシュできるだけのメモリーがあります。しかし、この状況はあくまでもアプリケーションに強く依存します。

smallfile パラメータと freebehind パラメータの目的は、キャッシュによるメモリー不足を頻繁に引き起こすことなく、キャッシュ情報を再利用することです。

データ型

符号付き整数

デフォルト

32,768

範囲

0 から 2,147,483,647

動的か

はい

検査

なし

どのような場合に変更するか

アプリケーションが中程度の大きさのファイルを順次読み取り、バッファリングによる大きな利益が予想され、なおかつシステムが特にメモリー不足に陥っていない場合、smallfile を増やします。中程度の大きさのファイルとは、32K バイトから 2G バイトのファイルを意味します。

コミットレベル

変更の可能性あり