Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

fastscan

備考欄

メモリー要求が大きいときにシステムが調べる、最大ページ数 / 秒を指定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

64M バイトか物理メモリーの 1/2 (小さい方)

範囲

1 から物理メモリーの 1/2

単位

ページ

動的か

はい。ただしメモリーの追加や削除を伴う動的再構成が行われると、動的に変更した値は無効になります。その時点でこの値は、/etc/system ファイルに指定された値か、新しい物理メモリーの値から計算された値にリセットされます。

検査

最大値は、64M バイトと物理メモリーの 1/2 のうちで小さい方です。

どのような場合に変更するか

メモリー不足のときにメモリーの走査を優先させたい場合。特に、システムでメモリーの要求が急激に多くなることがある場合や、多数のファイル入出力が行われることがある場合。

コミットレベル

変更の可能性あり