Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

nfs:nfs3_jukebox_delay

備考欄

NFS バージョン 3 クライアントが前回の要求で NFS3ERR_JUKEBOX エラーを受け取ってから、新しい要求を送信するまでに待機する時間の長さを制御します。NFS3ERR_JUKEBOX エラーは、通常、何らかの理由でファイルが一時的に使用できないときにサーバーから返されます。このエラーは、通常、階層型記憶装置、CD やテープといったジュークボックスに関連しています。

データ型

long 整数 (32 ビットプラットフォームでは 32 ビット、64 ビットプラットフォームでは 64 ビット)

デフォルト

1000 (10 秒を 10 秒 * 100Hz で表す)

範囲

32 ビットプラットフォームでは 0 から 231 - 1

64 ビットプラットフォームでは 0 から 263 - 1

単位

Hz(一般にクロックは 100Hz で動作する)

動的か

はい

検査

なし

どのような場合に変更するか

このパラメータの値を調べ、必要ならサーバーが示す動作に合わせて値を調整します。再送信を繰り返すことによるネットワークオーバーヘッドを減らすためにファイルを使用できる遅延を長くする場合は、この値を増やします。ファイルが使用可能になったことを検出する場合の遅延を短くするには、この値を減らします。

コミットレベル

変更の可能性あり