Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

tcp_rexmit_interval_max

備考欄

デフォルトの最大再送タイムアウト値 (RTO) をミリ秒で指定します。すべての TCP 接続に対して、計算された RTO がこの値を超えることはできません。tcp_ip_abort_interval も参照してください。

デフォルト

60 秒

範囲

1 ミリ秒から 2 時間

動的か

はい

どのような場合に変更するか

通常のネットワーク環境では、この値を変更しないでください。

単一の接続の往復時間 (RTT) が 10 秒程度になるような特別な状況では、この値を増やすことができます。この値を変更する場合は、合わせて tcp_ip_abort_interval パラメータも変更するべきです。tcp_ip_abort_interval には、tcp_rexmit_interval_max の 4 倍以上の値を指定します。

コミットレベル

変更の可能性あり