この章では、各種システム機能のデフォルト値を設定する大部分のパラメータについて説明します。
さまざまなシステム機能の動作は、その機能が起動時に読み込む一連の値によって制御されます。各機能について 1 つのファイルに保存された値は、/etc/default ディレクトリに置かれます。ただし、すべてのシステム機能がこのディレクトリにファイルを持っているわけではありません。
この機能を利用して、自動タイムアウト、状態メッセージの表示や記録、autofs マウントポイントのブラウズ、トレースなどの各種 autofs パラメータを構成できます。詳細は、autofs(4) のマニュアルページを参照してください。
この機能を利用して、cron ロギングの有効/無効を切り替えることができます。
現在、このファイルは使用されていません。
DHCP のクライアント使用率は、dhcpagent デーモンによって提供されます。ifconfig は、DHCP からネットワーク構成を受信するように構成されたインタフェースを識別する際に、このクライアントデーモンを起動してそのインタフェースを管理します。
詳細は、dhcpagent(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/dhcpagent の情報を参照してください。
ファイルシステム管理コマンドには、汎用的な部分とファイルシステム固有の部分があります。ファイルシステムのタイプが -F オプションで明示的に指定されていない場合は、デフォルトが使用されます。その値はこのファイルに指定されています。詳細は、default_fs(4) のマニュアルページの「Description」セクションを参照してください
この機能を利用して、ls コマンドに RFC 959 NLST コマンドの動作を設定できます。デフォルトの ls の動作は、以前の Solaris リリースから変更されていません。
詳細は、ftp(4) のマニュアルページを参照してください。
この機能を利用して、TCP シーケンス番号を構成したり、6to4 リレールーターのサポートを有効または無効にすることができます。
詳細は、init(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/init の情報を参照してください。
このファイルのすべての値は、シングルユーザーのブート要求に応じて init が呼び出すシェルの環境に置かれます。さらに、init プロセスは、自身が /etc/inittab ファイルから起動または再起動するすべてのコマンドにこれらの値を渡します。
この機能では、IKE デーモンのデバッグ情報や ikeadm の特権レベルなどのパラメータを構成できます。
詳細は、kbd(1) のマニュアルページの「Extended Description」セクションを参照してください。
詳細は、keyserv(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/keyserv の情報を参照してください。
詳細は、login(1) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/login の情報を参照してください。
この機能を利用して、in.mpathd 構成パラメータを設定できます。
詳細は、in.mpathd(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能を利用して、NFS デーモン構成パラメータを設定できます。
詳細は、nfs(4) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、nfslogd(1M) のマニュアルページの「Description」セクションを参照してください。
この機能を利用して、initgroups(3C) 参照パラメータを構成できます。
詳細は、nss(4) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、passwd(1) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/passwd の情報を参照してください。
詳細は、pmconfig(1M) のマニュアルページの「ファイル」セクションにある /etc/default/power の情報を参照してください。
詳細は、rpc.nisd(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/rpc.nisd の情報を参照してください。
詳細は、su(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/su の情報を参照してください。
詳細は、syslogd(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/syslogd の情報を参照してください。
詳細は、sys-suspend(1M) のマニュアルページの「FILES」セクションにある /etc/default/sys-suspend の情報を参照してください。
-f 関数修飾子の詳細は、tar(1) のマニュアルページを参照してください。
TAPE 環境変数がなく、いずれかの引数が数字で、かつ -f が指定されていない場合、archiveN 文字列と一致する数値が /etc/default/tar ファイルで検索されます。このファイルの archiveN 文字列の値は、出力デバイス、ブロック化因数、サイズとして使用されます。
次に例を示します。
% tar -c 2 /tmp/* |
このコマンドは、/etc/default/tar ファイルで archive2 と指定されているデバイスに出力を書き込みます。
utmpd デーモンは /var/adm/utmpx (および Solaris の以前のバージョンでは /var/adm/utmp も) を監視し、pututxline(3C) で root 以外のプロセスによって挿入された utmp エントリがプロセスの終了前に確実に消去されるようにします。
/etc/default/utmpd の次の 2 つのエントリがサポートされています。
SCAN_PERIOD - utmpd が、監視するプロセスがまだ生きているかどうかの /proc のチェックとチェックの合間に休眠する秒数。デフォルト値は 300 です。
MAX_FDS - utmpd が監視しようとするプロセスの最大数。デフォルト値は 4096 です。通常、この値を変更する必要はありません。
この機能を利用して、ユーザーが passwd - r nis -e コマンドの使用時に、制限されたシェルにログインシェルを設定できるかどうかを設定することができます。
詳細は、rpc.yppasswdd(1M) のマニュアルページを参照してください。