SmartCard Console は、Solaris スマートカードソフトウェアを管理するためのグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) です。
Solaris スマートカードは、コマンド行から管理することもできます。コマンド行での手順と Smartcard Console での手順の両方が、このマニュアルに記載されています。
root でログインするか、su と入力してスーパーユーザーになります。
一般ユーザーでログインしている場合には、スマートカードを使用できますが、実行できる作業はアプレットの読み込みと構成の 2 つだけです。
ocfserv デーモンが有効になっていることを確認します。
次のコマンドを入力すると、サービスの状態がわかります。
# svcs network/rpc/ocfserv |
スマートカードを変更する前に、ocfserv デーモンが有効になっていることを確認する必要があります。
(省略可能) 必要に応じて ocfserv デーモンを有効にします。
# svcadm enable network/rpc/ocfserv |
SmartCard Console を起動します。
# /usr/dt/bin/sdtsmartcardadmin & |
デフォルトでは root は X サーバーにアクセスを許可されないため、su コマンドを入力してスーパーユーザーになる前に、X サーバーによるアクセス制御を無効にすることが必要な場合があります。X サーバーによるアクセス制御を無効にするには、/usr/openwin/bin/xhost +hostname を実行します。この場合、hostname はローカルホスト名になります。SmartCard Console を起動した後、xhost -hostname を実行してアクセス制御を再度有効にします。
共通デスクトップ環境 (CDE) にスーパーユーザーとしてログインします。
すでに自分のログイン名で CDE を実行している場合は、CDE を終了して、スーパーユーザーとしてログインします。
一般ユーザーでログインしている場合には、スマートカードを使用できますが、実行できる作業はアプレットの読み込みと構成の 2 つだけです。
ocfserv デーモンが有効になっていることを確認します。
次のコマンドを入力すると、サービスの状態がわかります。
# svcs network/rpc/ocfserv |
スマートカードを変更する前に、ocfserv デーモンが有効になっていることを確認する必要があります。
(省略可能) 必要に応じて ocfserv デーモンを有効にします。
# svcadm enable network/rpc/ocfserv |
「CDE」 コントロールパネルで、「アプリケーション」サブパネルの上矢印をクリックします。
デフォルトでは、上に鉛筆がのったメモ用紙をピンで留めた「テキストノート (Text Note)」アイコン が「アプリケーション (Application)」サブパネルを表しています。
「アプリケーション」を選択して、アプリケーションマネージャを表示します。
「スマートカード」アイコンをダブルクリックして、SmartCard Console を起動します。
「スマートカード (Smart Card)」アイコンを探すには、スクロールダウンしなければならない場合があります。
また、デスクトップの「ワークスペース (Workspace)」メニューから SmartCard Console を起動することもできます。「ワークスペース (Workspace)」メニューの「ツール (Tools)」サブメニューに「スマートカード」があります。