ここでは、ユーザー自身の初期設定ファイルのカスタマイズを始める際に使用するユーザー初期設定ファイルとサイト初期設定ファイルの例を示します。例の中のシステム名やパス名は、実際のサイトに合わせて置き換えてください。
(Line 1) PATH=$PATH:$HOME/bin:/usr/local/bin:/usr/ccs/bin:. (Line 2) MAIL=/var/mail/$LOGNAME (Line 3) NNTPSERVER=server1 (Line 4) MANPATH=/usr/share/man:/usr/local/man (Line 5) PRINTER=printer1 (Line 6) umask 022 (Line 7) export PATH MAIL NNTPSERVER MANPATH PRINTER |
ユーザーのシェル検索パスを設定する
ユーザーのメールファイルへの検索パスを設定する
ユーザーの Usenet ニュースサーバーを設定する
マニュアルページへのユーザーの検索パスを設定する
ユーザーのデフォルトプリンタを設定する
ユーザーのデフォルトのファイル作成アクセス権を設定する
指定された環境変数をエクスポートする
(Line 1) set path=($PATH $HOME/bin /usr/local/bin /usr/ccs/bin) (Line 2) setenv MAIL /var/mail/$LOGNAME (Line 3) setenv NNTPSERVER server1 (Line 4) setenv PRINTER printer1 (Line 5) alias h history (Line 6) umask 022 (Line 7) source /net/server2/site-init-files/site.login |
ユーザーのシェル検索パスを設定する
ユーザーのメールファイルへの検索パスを設定する
ユーザーの Usenet ニュースサーバーを設定する
ユーザーのデフォルトプリンタを設定する
history コマンドの別名を作成する。これにより、h と入力するだけで history コマンドを実行できる
ユーザーのデフォルトのファイル作成アクセス権を設定する
指定されたサイト初期設定ファイルを読み込む
次のサイト初期設定ファイルの例では、ユーザーは特定のバージョンのアプリケーションを選択できます。
# @(#)site.login main: echo "Application Environment Selection" echo "" echo "1. Application, Version 1" echo "2. Application, Version 2" echo "" echo -n "Type 1 or 2 and press Return to set your application environment: " set choice = $< if ( $choice !~ [1-2] ) then goto main endif switch ($choice) case "1": setenv APPHOME /opt/app-v.1 breaksw case "2": setenv APPHOME /opt/app-v.2 endsw |
次のようにして、このサイト初期設定ファイルをユーザーの .cshrc ファイル (C シェルユーザーのみ使用可能) で参照させることができます。
source /net/server2/site-init-files/site.login |
この行では、サイト初期設定ファイルは site.login という名前で、server2 という名前のサーバー上にあります。また、自動マウンタがユーザーのシステムで実行されていることを前提としています。