Solaris のシステム管理 (基本編)

自動登録 SMF サービスの管理

自動登録機能の管理には、SMF サービスが使用されます。このサービスは、デフォルトで有効になっています。regadm disable コマンドを使用して、このサービスを手動で無効にできます。次の手順は、自動登録 SMF サービスを管理する方法を示しています。


注 –

自動登録 SMF サービスは、大域ゾーンでのみ動作します。


表 17–1 自動登録 SMF サービスの管理 (作業マップ)

作業 

説明 

参照先 

自動登録 SMF サービスの状態を表示します。 

regadm コマンドを使って、自動登録 SMF サービスが動作しているかどうかを確認できます。このサービスは、デフォルトで有効になっています。

「自動登録 SMF サービスが有効かどうかを確認する方法」

自動登録 SMF サービスを無効にします。 

登録しないか、あとで登録する場合は、必要に応じて regadm コマンドを使って、自動登録 SMF サービスを無効にできます。

「自動登録 SMF サービスを無効にする方法」

自動登録 SMF サービスを有効にします。 

以前に自動登録 SMF サービスを無効にした場合は、システムを登録する前にサービスを有効にする必要があります。 

「自動登録 SMF サービスを有効にする方法」

Procedure自動登録 SMF サービスが有効かどうかを確認する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 自動登録サービスの現在の状態を表示します。


    # regadm status
    Solaris Auto-Registration is currently enabled

Procedure自動登録 SMF サービスを無効にする方法

自動登録機能はデフォルトで有効になっています。regadm disable コマンドを使用して、このサービスを手動で無効にできます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 自動登録サービスの現在の状態を表示します。


    # regadm status
    Solaris Auto-Registration is currently enabled
  3. 自動登録サービスを無効にします。


    # regadm disable
    
  4. サービスが無効になっていることを確認します。


    # regadm status
    Solaris Auto-Registration is currently disabled

Procedure自動登録 SMF サービスを有効にする方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 自動登録サービスの現在の状態を表示します。


    # regadm status
    Solaris Auto-Registration is currently disabled
  3. 自動登録サービスを有効にします。


    # regadm enable
    
  4. サービスが有効になっていることを確認します。


    # regadm status
    Solaris Auto-Registration is currently enabled