サイトで HTTP プロキシ認証が実装されている場合は、HTTP プロキシ認証設定 (ユーザー名とパスワード) も構成する必要があります。パスワードをテキストファイル内で 1 行で指定して、regadm コマンドに渡す必要があります。次の手順は、パスワードファイルをその使用中に保護する方法を示します。regadm コマンドの実行後、ただちにこのファイルを削除してください。
regadm コマンドがパスワードファイルを受け付けるのは、次の 2 つの場合です。
regadm auth コマンドを使ってユーザー名とパスワードを設定する場合。
regadm set コマンドを使って、HTTP プロキシのユーザー名とパスワードを設定する場合。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
HTTP プロキシのユーザー名を設定します。
# regadm set -n http_proxy_user -v webuser |
webuser には、HTTP プロキシサーバーでのユーザー認証に使用する、サイトで指定された値を設定します。
一時パスワードファイルを作成します。
# touch pwfile |
ファイルのアクセス権をセキュリティー保護します。
# chmod 600 pwfile |
テキストエディタを使用して一時パスワードファイルを編集し、パスワード情報を含む 1 行のエントリを挿入します。
HTTP パスワード認証情報を設定します。
# regadm set -n http_proxy_pw -v pwfile |
pwfile には、手順 3 で作成したパスワードファイルを指定します。
パスワードファイルを削除します。
# rm pwfile |
次の例は、認証に HTTP ユーザー名とパスワードを必要とするサイトの HTTP 認証プロパティーの構成方法を示します。
# regadm set -n http_proxy_user -v webuser # touch myhttppasswd # chmod 600 myhttppasswd # vi myhttppasswd . . . # regadm set -n http_proxy_pw -v myhttppasswd # rm myhttppasswd |
ネットワーク接続を直接接続に切り替える場合は、次の例に示すように、すべての HTTP プロキシ設定を null 値 (not configured) にする必要があります。
# regadm set -n http_proxy "" # regadm set -n http_proxy_port "" # regadm set -n http_proxy_user "" # regadm set -n http_proxy_pw "" # regadm list My Oracle Support username <not configured> HTTP Proxy <not configured> HTTP proxy port <not configured> HTTP proxy user <not configured> HTTP proxy password <not configured> |