Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedureパッチをダウンロードおよび適用する方法

署名なしパッチダウンロードし、それをシステムに適用するには、次の手順を実行します。

署名付きパッチを適用するには、パッケージキーストアを事前にセットアップしておく必要があります。詳細は、http://download.oracle.com/docs/cd/E17476_01/javase/1.4.2/docs/tooldocs/solaris/keytool.html を参照してください。

  1. 次のいずれかの方法でシステムにアクセスします。

    • パッチを適用するシステムにログインします。

    • パッチをダウンロードし、それを ftp コマンド経由でターゲットシステムにコピーします。

  2. Web ブラウザを起動し、http://sunsolve.Sun.COM の SunSolve Online Patch Portal にアクセスします。

  3. 特定のパッチをダウンロードするのか、パッチクラスタをダウンロードするのかを決定したあと、次のいずれかを実行します。

    • 「パッチ検索」検索フィールドにパッチ番号 (patch-id) を入力し、「パッチ検索」をクリックします。

      patch-id を入力すると、最新バージョンのパッチがダウンロードされます。

      自由に使用できるパッチの場合、そのパッチの README が表示されます。このパッチが自由に使用できない場合は、ACCESS DENIED メッセージが表示されます。

      SPARC システムと x86 システムのパッチ番号が異なることに注意してください。「パッチ ID」は、パッチの README 内に記載されています。システムのアーキテクチャーに適合したパッチを適用してください。

    • パッチを適用するシステム上で動作している Oracle Solaris リリースに適合した推奨パッチクラスタを選択します。

  4. 次の手順に従ってパッチをダウンロードします。

    • 署名付きパッチをダウンロードするには、「Download Signed Patch (n bytes)」ボタンをクリックします。

    • 署名なしパッチをダウンロードするには、「Download Patch ( n bytes)」ボタンをクリックします。

    1 つまたは複数のパッチのダウンロードに成功したら、Web ブラウザを閉じます。

  5. ダウンロードされたパッチが格納されているディレクトリに移動します。

  6. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  7. (署名なしパッチ) 署名なしパッチをダウンロードした場合、パッチを解凍します。


    # unzip patch-id
    
  8. 署名付きまたは署名なしのパッチを適用します。

    次に例を示します。


    # patchadd /tmp/111879-01
    
    • 署名付きパッチをダウンロードした場合、それを適用します。

      次に例を示します。


      # patchadd /tmp/111879-01.jar
      
    • 署名なしパッチをダウンロードした場合、それを適用します。

      次に例を示します。


      # patchadd /tmp/111879-01
      
  9. パッチの適用に成功したことを確認します。

    次に例を示します。


    # patchadd -p | grep 111879
    Patch: 111879-01 Obsoletes:  Requires:  Incompatibles:  Packages: SUNWwsr