Solaris のシステム管理 (基本編)

HTTP 通信エラー

HTTP の構成に問題がある場合、次のエラーメッセージが表示されることがあります。


HTTP Communications error with Oracle Support Center

Please check your HTTP settings and retry your request.

このエラーメッセージが表示される場合、1 つ以上の原因が考えられます。問題を解決するには、次の手順に従います。

  1. 次のコマンドを入力して、HTTP 構成が正しいことを確認します。


    # regadm list
    
  2. 構成が正しい場合は、次の情報を確認します。

    • システムが、直接または HTTP プロキシ経由でパブリックインターネットにアクセスしているか。アクセスしていない場合、regadm コマンドを使って自動登録機能を管理することはできません。

    • HTTP プロキシがサイトに必要か。必要な場合、HTTP プロキシのホストとポートが正しく構成されていることを確認してください。手順については、「HTTP プロキシとポートを設定する方法」を参照してください。

    • 認証されたプロキシアクセスがサイトに必要か。必要な場合は、プロキシのユーザー名とパスワードが正しく構成および入力されていることを確認してください。手順については、「HTTP プロキシ認証を構成する方法」を参照してください。

  3. HTTP プロキシホスト設定が、稼働中で解決可能な名前を持つ有効な Web プロキシホストとして解釈処理できることを確認します。

    たとえば、構成済みの HTTP プロキシホストが webproxy.example.com である場合、次に示すように、これは解決可能であり、かつ ping ユーティリティーの要求に応答可能でなければなりません。


    # getent hosts webproxy.example.com
    192.168.1.1 webproxy.example.com
    # ping webproxy.example.com
    webproxy.example.com is alive

    詳細は、getent(1M) および ping(1M) のマニュアルページを参照してください。

  4. 上記のトラブルシューティングの手順を実行しても問題が解決されない場合は、サイト管理者に問い合わせて設定を確認してください。