次の特徴に基づいてそれぞれのシステムタイプを比較することにより、使用中の環境にどのシステムタイプが適切かを判断することができます。
一元管理:
システムを FRU (現場交換可能ユニット) として扱えるか。
これは、時間がかかるバックアップや復旧操作を必要とせずに、またシステムデータを失わずに、障害が発生したシステムを直ちに新しいシステムと交換できることを意味します。
システムをバックアップする必要があるか。
数多くのデスクトップシステムのバックアップを実行するには、時間とリソースの点で多大の費用コストがかかる場合があります。
システムのデータは、中央サーバーから変更できるか。
クライアントシステムのハードウェアを操作せず、短時間で簡単にシステムを中央サーバーからインストールできるか。
パフォーマンス
この構成は、デスクトップで使用しても性能が低下しないか。
ネットワークにシステムを追加すると、既存のネットワーク上のシステムの性能に影響を与えるか。
ディスク使用率
この構成を効果的に導入するには、どれくらいのディスク容量が必要か。
次の表では、各システムタイプの点数を特徴別に表示しています。1 は、もっとも効果があることを意味します。4 は、もっとも効果が低いことを意味します。
表 6–2 システムタイプの比較
システムタイプ |
一元管理 |
パフォーマンス |
ディスク使用率 |
---|---|---|---|
スタンドアロンシステム |
4 |
1 |
4 |
ディスクレスクライアント |
1 |
4 |
1 |
アプライアンス |
1 |
1 |
1 |