Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedureinetd 制御サービスのプロパティーを変更する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 特定のサービスのプロパティーを一覧表示します。

    このコマンドを実行すると、FMRI で指定されたサービスのすべてのプロパティーが表示されます。


    # inetadm -l FMRI
    
  3. サービスのプロパティーを変更します。

    inetd 制御サービスの各プロパティーは、プロパティー名とその値によって定義されます。値を指定せずにプロパティー名を指定した場合、そのプロパティーはデフォルト値にリセットされます。特定のサービスのプロパティーの詳細については、そのサービスのマニュアルページを参照してください。


    # inetadm -m FMRI property-name=value
    
  4. プロパティーが変更されたことを確認します。

    プロパティーを再度一覧表示し、適切に変更されていることを確認します。


    # inetadm -l FMRI
    
  5. 変更が適用されていることを確認します。

    プロパティーに対する変更が期待どおりに適用されていることを確認します。


例 19–12 telnettcp_trace プロパティーを変更する

次の例は、telnettcp_trace プロパティーを true に設定する方法を示しています。telnet コマンドの実行後の syslog 出力の結果から、変更が適用されていることがわかります。


# inetadm -l svc:/network/telnet:default
SCOPE    NAME=VALUE
         name="telnet"
 .
 .
default  inherit_env=TRUE
default  tcp_trace=FALSE
default  tcp_wrappers=FALSE
# inetadm -m svc:/network/telnet:default tcp_trace=TRUE
# inetadm -l svc:/network/telnet:default
SCOPE    NAME=VALUE
         name="telnet"
 .
 .
default  inherit_env=TRUE
         tcp_trace=TRUE
default  tcp_wrappers=FALSE
# telnet localhost
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
login: root
Password: 
Last login: Mon Jun 21 05:55:45 on console
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.10      s10_57  May 2004
# ^D
Connection to localhost closed by foreign host.
# tail -1 /var/adm/messages
Jun 21 06:04:57 yellow-19 inetd[100308]: [ID 317013 daemon.notice] telnet[100625]
    from 127.0.0.1 32802