デフォルトでは、コンソールはデバッグメッセージを記録しません。デバッグのロギングをオンにして、コンソールサービスの問題のトラブルシューティングに利用することができます。
デバッグのロギングをオンにするには、debug.trace.level プロパティーを 0 以外の値に設定します。
可能な選択肢は次のとおりです。
1 - 重大エラーの可能性があるエラーを記録する場合は、この設定を使用します。
2 - 重要なメッセージやレベル 1 のエラーメッセージを記録する場合は、この設定を使用します。
3 - 考えられるすべてのメッセージを詳細な情報とともに記録するには、この設定を使用します。
Oracle Solaris 10、Solaris 10 1/06、および Solaris 10 6/06 リリースの場合、デバッグトレースログはデフォルトで /var/log/webconsole ディレクトリ内に作成されます。Solaris 10 11/06 リリース以降では、/var/log/webconsole/console ディレクトリ内にログが作成されます。ログファイルの名前は console_debug_log です。console_debug_log.1 や console_debug_log.2 などの履歴ログがこのディレクトリに格納されている場合もあります。このディレクトリには最高 5 つ (デフォルトの設定) の履歴ログを格納しておくことができ、そのあとはもっとも古いログが削除され、新しいログが作成されます。
次のコマンドを使用して、デバッグトレースログレベルを 3 に設定します。
Solaris 10 11/06 リリースの場合は、次のコマンドを使用します。
# wcadmin add -p -a console debug.trace.level=3 |
Oracle Solaris 10、Solaris 10 1/06、および Solaris 10 6/06 リリースの場合は、次のコマンドを使用します。
# smreg add -p -c debug.trace.level=3 |
debug.trace.level プロパティーの状態を確認する場合は、wcadmin list コマンドまたは smreg list コマンドを使用します。
Solaris 10 11/06:
# wcadmin list -p | grep "debug.trace.level" |
Oracle Solaris 10、Solaris 10 1/06、および Solaris 10 6/06 リリースの場合は、次のコマンドを使用します。
# smreg list -p | grep "debug.trace.level" |