一部の Oracle Solaris·では、GRUB·フェイルセーフの対話操作により、矛盾したブートアーカイブが検出されるかどうかに関係なく、ブートアーカイブを更新するように要求されます。このリリースでは、矛盾したブートアーカイブが検出された場合にだけ、ブートアーカイブの更新を要求されます。
「x86: 復旧を目的としてシステムを停止する方法」の手順で説明されている方法のいずれかを使用してシステムを停止します。
Press any key to reboot プロンプトが表示されている場合は、任意のキーを押してシステムをリブートします。
あるいは、リセットボタンを使用することもできます。あるいは、電源スイッチを使用してシステムをリブートします。
ブートシーケンスが始まると、GRUB メニューが表示されます。
GNU GRUB version 0.95 (637K lower / 3144640K upper memory) +-------------------------------------------------------------------+ | be1 | be1 failsafe | be3 | be3 failsafe | be2 | be2 failfafe +------------------------------------------------------------------+ Use the ^ and v keys to select which entry is highlighted. Press enter to boot the selected OS, 'e' to edit the commands before booting, or 'c' for a command-line. |
表示される GRUB メニューは、実行している Oracle Solaris リリースに応じて異なります。
矢印キーを使用して GRUB メニューをナビゲートし、 failsafe エントリを選択します。
Return キーを押してフェイルセーフアーカイブをブートします。
インストール済みの OS インスタンスが検索されます。矛盾したブートアーカイブが検出されると、次のようなメッセージが表示されます。
Searching for installed OS instances... An out of sync boot archive was detected on /dev/dsk/c0t0d0s0. The boot archive is a cache of files used during boot and should be kept in sync to ensure proper system operation. Do you wish to automatically update this boot archive? [y,n,?] |
y と入力して、ブートアーカイブを更新します。
矛盾したブートアーカイブが複数検出された場合は、矛盾したブートアーカイブごとに y と入力してアーカイブを更新するように要求されます。
アーカイブが正常に更新されるごとに、次のメッセージが表示されます。
Updating boot archive on /dev/dsk/c0t0d0s0. The boot archive on /dev/dsk/c0t0d0s0 was updated successfully. |
ブートアーカイブの更新が完了すると、インストール済みのすべての OS インスタンスが再度検索され、/a にマウントするデバイスの選択を要求されます。矛盾したブートアーカイブが検出されない場合にシステムが最初にブートすると、これと同じメッセージが表示されます。
Searching for installed OS instances... Multiple OS instances were found. To check and mount one of them read-write under /a, select it from the following list. To not mount any, select 'q'. 1 pool10:13292304648356142148 ROOT/be10 2 rpool:14465159259155950256 ROOT/be01 Please select a device to be mounted (q for none) [?,??,q]: |