プロファイルとは、SMF サービスの一覧とそれぞれを有効にするかどうかを示す XML ファイルのことです。プロファイルは、多くのサービスを一度に有効または無効にするために使用されます。すべてのサービスをプロファイルに含める必要はありません。効果的なプロファイルを作成するには、各プロファイルには有効または無効にする必要のあるサービスだけを含めるようにします。
プロファイルを作成します。
この例では、svccfg コマンドを使用して、現在のシステムで有効になっているサービスと無効になっているサービスを反映するプロファイルを作成します。代わりに、既存のプロファイルのコピーを作成し、それを編集することもできます。
# svccfg extract> profile.xml |
Oracle Solaris JumpStart を使用する場合、同一のシステムが多数ある場合、またはあとで復元できるようにシステムの設定のアーカイブを作成する場合は、この手順を使用して単一の SMF プロファイルを作成することができます。
profile.xml ファイルを編集して、必要な変更を加えます。
service_bundle 宣言内のプロファイルの名前を変更します。
この例では、profile という名前に変更しています。
# cat profile.xml ... <service_bundle type=`profile` name=`profile` xmIns::xi='http://www.w3.org/2003/XInclude' ... |
このプロファイルで管理すべきでないサービスをすべて削除します。
各サービスについて、サービスを説明する 3 行を削除します。各サービスの説明は、<service で始まり、</service で終わります。この例は、LDAP クライアントサービスの行を示しています。
# cat profile.xml ... <service name='network/ldap/client' version='1' type='service'> <instance name='default' enabled='true'/> </service> |
このプロファイルで管理すべきサービスをすべて追加します。
上記の 3 行の構文を使用して各サービスを定義する必要があります。
必要に応じて、選択したサービスの enabled フラグを変更します。
この例では、sendmail サービスを無効にしています。
# cat profile.xml ... <service name='network/smtp' version='1' type='service'> <instance name='sendmail' enabled='false'/> </service> ... |
必要に応じて、この新しいプロファイルを適用します。
手順については、「SMF プロファイルを適用する方法」を参照してください。