Solaris のシステム管理 (基本編)

ネットワークブートサーバーの設定プロセスの変更点

ネットワークブートサーバーの設定プロセスが変更されました。ブートサーバーは、ブートストラッププログラムだけでなく、RAM ディスクにも対応するようになりました。RAM ディスクは、CD/DVD からブートしようと、NFS または HTTP を使ってネットワークインストールを実行しようと、すべてのインストールの単一のミニルートとしてダウンロードされ、ブートされます。NFS または wanboot プログラム (HTTP) によるネットワークブート用のネットワークブートサーバーの管理は何も変わりません。 ただし、ネットワークブートプロセスの内部実装は、次のように変更されました。

  1. ブートサーバーはブートアーカイブの形でブートストラップをターゲットシステムに転送する。

  2. ターゲットシステムはブートアーカイブを RAM ディスクに展開する。

  3. ブートアーカイブは読み取り専用の初期ルートデバイスとしてマウントされる。

SPARC システムのブートについては、「SPARC システムのブート (作業マップ)」を参照してください。