Solaris のシステム管理 (基本編)

ブート時に GRUB メニューを編集して指定できるブート引数

次の一覧では、ブート時に GRUB メニューを編集して指定できるブート引数とオプションについて説明します。

multiboot

ブートするカーネルを指定します

-a

構成情報の入力を求めるプロンプトを表示します

-s

システムをシングルユーザーモードでブートします

-r

再構成用ブートを指定します

接続されているすべてのハードウェアデバイスを検索してから、実際に見つかったデバイスだけに、ファイルシステムのノードを割り当てます。

-v

詳細メッセージを有効にした状態でシステムをブートします

-x

クラスタモードではシステムをブートしません

-k

カーネルデバッガを有効にした状態でシステムをブートします

-m smf-options

サービス管理機能 (Service Management Facility、SMF) のブート動作を制御します

復元オプションとメッセージオプションという、2 種類のオプションがあります

-i altinit

代替実行可能ファイルを原始プロセスとして指定します。 altinit は実行可能ファイルへの有効なパスです。

-B prop=value[,prop=value]...

カーネルのブートプロパティーを指定します。

次に、-B prop=val オプションを使用して GRUB メニューでブート動作を変更できる各種方法を示します。

-B console=ttya

出力先をコンソールから ttya に変更します。

-B acpi-enum=off

デバイスの ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) 列挙を使用不可にします。

-B console=ttya,acpi-enum=off

出力先をコンソールから ttya に変更し、デバイスの ACPI 列挙を使用不可にします。

-B acpi-user-options=0x2

ACPI を完全に使用不可にします。


注 –

プロパティーを指定するときに、eeprom コマンドと GRUB コマンド行を使用した場合には、GRUB コマンドが優先されます。