Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedurebootadm コマンドを使って自動ブートアーカイブ更新障害を消去する方法

システムのブートプロセス中に次のような警告メッセージが表示される場合は、適切な操作を実行します。


WARNING: Automatic update of the boot archive failed.
Update the archives using 'bootadm update-archive'
command and then reboot the system from the same device that
was previously booted.

次の手順は、bootadm コマンドを使用して期限切れのブートアーカイブを手動で更新する方法を示しています。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ブートアーカイブを更新するには、次のように入力します。


    # bootadm update-archive
    
    bootadm

    システム上のブートアーカイブを管理します。

    update-archive

    必要に応じて、現在のブートアーカイブを更新します。SPARC と x86 の両方のシステムに適用されます。

  3. システムを再起動します。


    # reboot