Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedure実行制御スクリプトを無効にする方法

実行制御スクリプトを無効にするには、ファイル名の先頭に下線 (_) を付けてファイル名を変更します。下線またはドット (.) で始まるファイルは実行されません。接尾辞を追加してファイルをコピーすると、両方のファイルが実行されます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 新しいファイルの先頭に下線 (_) を付けて、スクリプト名を変更します。


    # cd /etc/rcn.d
    # mv filename_filename
    
  3. スクリプトの名前が変更されたことを確認します。


    # ls _*
    _filename
    

例 19–17 実行制御スクリプトを無効にする

次の例は、S99datainit スクリプトの名前を変更する方法を示しています。


# cd /etc/rc2.d
# mv S99datainit _S99datainit
# ls _*
_S99datainit