システムの認証や登録中に発生する可能性のあるより一般的なエラーは、次に示すトラブルシューティングの基本方針に従って解決できます。regadm コマンドの使用時にトラブルシューティングが必要になる可能性のある問題を、次に示します。
My Oracle Support で regadm auth コマンドを使って自分自身の認証を試みるが、認証に失敗する場合、ユーザー名とパスワードの入力後に次のメッセージが表示されます。
Authentication failed |
この問題のトラブルシューティングを行うには、使用しているアカウント資格 (My Oracle Support のユーザー名とパスワードまたは Sun Online アカウントのユーザー名とパスワード) が正しいことを確認します。アカウント設定の確認方法については、https://reg.sun.com/accounthelp を参照してください。
My Oracle Support への初回アクセス方法に関する一般的な質問および情報については、http://www.oracle.com/us/support/044753.html#SS6 を参照してください。
セキュリティー上の理由で、HTTP プロキシパスワードはコマンド行で指定するのではなく、ファイル内に存在する必要があります。ファイル内にパスワードが指定されていない場合、regadm コマンドはパスワードを見つけることができません。その結果、パスワードの設定を試みると、次のエラーメッセージが表示されます。
# regadm set -n http_proxy_pw -v secret1 Cannot find file 'secret1' |
HTTP プロキシパスワードの設定方法については、「HTTP プロキシ認証を構成する方法」を参照してください。
HTTP の構成に問題がある場合、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
HTTP Communications error with Oracle Support Center Please check your HTTP settings and retry your request. |
このエラーメッセージが表示される場合、1 つ以上の原因が考えられます。問題を解決するには、次の手順に従います。
次のコマンドを入力して、HTTP 構成が正しいことを確認します。
# regadm list |
構成が正しい場合は、次の情報を確認します。
システムが、直接または HTTP プロキシ経由でパブリックインターネットにアクセスしているか。アクセスしていない場合、regadm コマンドを使って自動登録機能を管理することはできません。
HTTP プロキシがサイトに必要か。必要な場合、HTTP プロキシのホストとポートが正しく構成されていることを確認してください。手順については、「HTTP プロキシとポートを設定する方法」を参照してください。
認証されたプロキシアクセスがサイトに必要か。必要な場合は、プロキシのユーザー名とパスワードが正しく構成および入力されていることを確認してください。手順については、「HTTP プロキシ認証を構成する方法」を参照してください。
HTTP プロキシホスト設定が、稼働中で解決可能な名前を持つ有効な Web プロキシホストとして解釈処理できることを確認します。
たとえば、構成済みの HTTP プロキシホストが webproxy.example.com である場合、次に示すように、これは解決可能であり、かつ ping ユーティリティーの要求に応答可能でなければなりません。
# getent hosts webproxy.example.com 192.168.1.1 webproxy.example.com # ping webproxy.example.com webproxy.example.com is alive |
詳細は、getent(1M) および ping(1M) のマニュアルページを参照してください。
上記のトラブルシューティングの手順を実行しても問題が解決されない場合は、サイト管理者に問い合わせて設定を確認してください。