Solaris のシステム管理 (上級編)

ディスクアカウンティング

ディスクアカウンティングでは、各ユーザーがディスク上に持っているファイルについて、次のデータを収集しフォーマットできます。

これらのデータは、/usr/lib/acct/dodisk シェルスクリプトによって収集されますが、収集周期は /var/spool/cron/crontabs/root ファイルに追加するエントリによって決定されます。一方、dodisk スクリプトは、acctdisk コマンドと acctdusg コマンドを起動します。これらのコマンドは、ログイン名ごとのディスク使用量を収集します。


注意 – 注意 –

dodisk スクリプトを実行して収集された情報は /var/adm/acct/nite/disktacct ファイルに格納されます。これらの情報は、次に dodisk スクリプトを実行したときに上書きされます。したがって、dodisk スクリプトは同じ日に 2 回以上実行しないでください。


acctdusg コマンドは、ランダムに書き込まれたため穴があいたファイルに対して過剰に課金します。このような問題が起こるのは、acctdusg コマンドが、ファイルサイズを決めるときに、ファイルの間接ブロックを読み取らないからです。 acctdusg コマンドは、i ノードの現在のファイルサイズの値をチェックして、ファイルのサイズを決めます。