Solaris のシステム管理 (上級編)

Proceduretacct エラーを修復する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ディレクトリ /var/adm/acct/sum に移動します。

  3. tacctMMDD ファイルの形式をバイナリから ASCII 形式に変換します。


    # /usr/lib/acct/acctmerg -v < tacctMMDD > xtacct
    

    MMDD は、月と日をあらわす 2 桁の数値を組み合わせたものです。

  4. xtacct ファイルを編集して、壊れたレコードを削除し、重複レコードを別のファイルに書き込みます。

  5. xtacct ファイルを ASCII 形式からバイナリ形式に変換します。


    # /usr/lib/acct/acctmerg -i < xtacct > tacctMMDD
    
  6. tacctprev ファイルと tacct.MMDD ファイルをマージして tacct ファイルを生成します。


    # /usr/lib/acct/acctmerg < tacctprev tacctMMDD > tacct