sar -y コマンドを使用すると、端末デバイスの動作を監視できます。
$ sar -y 00:00:00 rawch/s canch/s outch/s rcvin/s xmtin/s mdmin/s 01:00:00 0 0 0 0 0 0 |
大量の端末入出力がある場合は、このレポートを使用して不良な回線がないかどうかを判別できます。次に、記録される動作を示します。
1 秒当たりの入力文字数 (raw 待ち行列)。
標準待ち行列で処理される 1 秒当たりの入力文字数。
1 秒当たりの出力文字数 (出力待ち行列)。
1 秒当たりの受信側ハードウェア割り込み数。
1 秒当たりの送信側ハードウェア割り込み数。
1 秒当たりのモデム割り込み数。
1 秒当たりのモデム割り込み数 (mdmin/s) は、0 に近い値になります。また、1 秒当たりの送受信側ハードウェア割り込み数 ( xmtin/s と rcvin/s) は、それぞれ着信または発信文字数以下になります。そうでない場合は、不良回線がないかどうかをチェックしてください。
次の例は、sar -y コマンドからの出力を示します。
$ sar -y SunOS balmyday 5.10 s10_51 sun4u 03/18/2004 00:00:04 rawch/s canch/s outch/s rcvin/s xmtin/s mdmin/s 01:00:00 0 0 0 0 0 0 02:00:01 0 0 0 0 0 0 03:00:00 0 0 0 0 0 0 04:00:00 0 0 0 0 0 0 05:00:00 0 0 0 0 0 0 06:00:00 0 0 0 0 0 0 07:00:00 0 0 0 0 0 0 08:00:00 0 0 0 0 0 0 08:20:00 0 0 0 0 0 0 08:40:01 0 0 0 0 0 0 09:00:00 0 0 0 0 0 0 09:20:00 0 0 0 0 0 0 09:40:00 0 0 1 0 0 0 10:00:00 0 0 37 0 0 0 10:20:00 0 0 0 0 0 0 10:40:00 0 0 3 0 0 0 11:00:00 0 0 3 0 0 0 Average 0 0 1 0 0 0 |