Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedure端末動作をチェックする方法 (sar -y)

  1. sar -y コマンドを使用すると、端末デバイスの動作を監視できます。


    $ sar -y
    00:00:00 rawch/s canch/s outch/s rcvin/s xmtin/s mdmin/s
    01:00:00       0       0       0       0       0       0

    大量の端末入出力がある場合は、このレポートを使用して不良な回線がないかどうかを判別できます。次に、記録される動作を示します。

    rawch/s

    1 秒当たりの入力文字数 (raw 待ち行列)。

    canch/s

    標準待ち行列で処理される 1 秒当たりの入力文字数。

    outch/s

    1 秒当たりの出力文字数 (出力待ち行列)。

    rcvin/s

    1 秒当たりの受信側ハードウェア割り込み数。

    xmtin/s

    1 秒当たりの送信側ハードウェア割り込み数。

    mdmin/s

    1 秒当たりのモデム割り込み数。

    1 秒当たりのモデム割り込み数 (mdmin/s) は、0 に近い値になります。また、1 秒当たりの送受信側ハードウェア割り込み数 ( xmtin/srcvin/s) は、それぞれ着信または発信文字数以下になります。そうでない場合は、不良回線がないかどうかをチェックしてください。


例 13–17 端末動作をチェックする (sar -y)

次の例は、sar -y コマンドからの出力を示します。


$ sar -y

SunOS balmyday 5.10 s10_51 sun4u    03/18/2004

00:00:04 rawch/s canch/s outch/s rcvin/s xmtin/s mdmin/s
01:00:00       0       0       0       0       0       0
02:00:01       0       0       0       0       0       0
03:00:00       0       0       0       0       0       0
04:00:00       0       0       0       0       0       0
05:00:00       0       0       0       0       0       0
06:00:00       0       0       0       0       0       0
07:00:00       0       0       0       0       0       0
08:00:00       0       0       0       0       0       0
08:20:00       0       0       0       0       0       0
08:40:01       0       0       0       0       0       0
09:00:00       0       0       0       0       0       0
09:20:00       0       0       0       0       0       0
09:40:00       0       0       1       0       0       0
10:00:00       0       0      37       0       0       0
10:20:00       0       0       0       0       0       0
10:40:00       0       0       3       0       0       0
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