Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedureクラッシュダンプを検査する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. クラッシュダンプを検査するには、mdb ユーティリティーを使用します。


    # /usr/bin/mdb [-k] crashdump-file
    
    -k

    オペレーティングシステムのクラッシュダンプファイルの場合のカーネルデバッグモードを指定します。

    crashdump-file

    オペレーティングシステムのクラッシュダンプファイルを指定します。

  3. クラッシュ状態情報を表示します。


    # /usr/bin/mdb file-name
    > ::status
       .
       .
       .
    > ::system
       .
       .
       .

例 17–2 クラッシュダンプを検査する

次の例は、mdb ユーティリティーの出力例を示します。このシステムのシステム情報と /etc/system ファイルに設定されている調整可能パラメータが含まれています。


# /usr/bin/mdb -k unix.0 
Loading modules: [ unix krtld genunix ip nfs ipc ptm ]
> ::status
debugging crash dump /dev/mem (64-bit) from ozlo
operating system: 5.10 Generic (sun4u)
> ::system
set ufs_ninode=0x9c40 [0t40000]
set ncsize=0x4e20 [0t20000]
set pt_cnt=0x400 [0t1024]