Solaris のシステム管理 (上級編)

Oracle Solaris 10: フェーズ 1B: 走査し直して DUPS メッセージを表示する

この節では、今回の リリースのフェーズ 1B の fsck メッセージについて説明します。

ファイルシステム内で重複フラグメントが見つかると、次のメッセージが表示されます。


fragment DUP I=inode-number
エラーの発生原因

i ノード inode-number には、同じ i ノードまたは別の i ノードがすでに取得したフラグメント番号 fragment-number が入っています。このエラー条件によって、フェーズ 2 で BAD/DUP エラーメッセージが生成されます。重複フラグメントを持つ i ノードは、このエラー条件とフェーズ 1 の DUP エラー条件を検査すれば判断できます。これは、fsck の実行時に生成される重複フラグメントレポートを使うと簡単になります。

対処方法

重複ブロックが見つかると、ファイルシステムが再び走査され、以前にそのブロックを取得した i ノードが検索されます。