Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedureat ジョブを削除する方法

始める前に

root または他のユーザーの at ジョブを削除するには、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。役割には、認証と特権コマンドが含まれます。

自分の at ジョブを削除するには、スーパーユーザーまたは同等の役割になる必要はありません。

  1. 次のように入力して、at ジョブが実行される前に待ち行列から削除します。


    $ at -r [job-id]

    -r job-id オプションで、削除したいジョブの識別番号を指定します。

  2. at -l (または atq) コマンドを使用して、at ジョブが削除されていることを確認します。

    at -l コマンドは、at 待ち行列に残っているジョブを表示します。識別番号を指定したジョブは、このリストに表示されないはずです。


    $ at -l [job-id]

例 8–9 at ジョブを削除する

次の例では、ユーザーが 7 月 17 日の午前 4 時に実行されるようにスケジュールした at ジョブを削除しようとしています。まず、このユーザーは at 待ち行列を表示してそのジョブの識別番号を探します。次に、そのジョブを at 待ち行列から削除します。最後に、at 待ち行列をもう一度表示して上記のジョブが削除されていることを確認します。


$ at -l
897543900.a	Sat Jul 14 23:45:00 2003
897355800.a	Thu Jul 12 19:30:00 2003
897732000.a	Tue Jul 17 04:00:00 2003
$ at -r 897732000.a
$ at -l 897732000.a
at: 858142000.a: No such file or directory