スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
次のように割り当て制限エディタを使用して、一時ファイルを開きます。このファイルには、ファイルシステムのルートディレクトリに quotas ファイルがあるマウント済みファイルシステム 1 つにつき 1 行ずつのエントリが含まれます。
# edquota username |
username は、割り当て制限を変更したいユーザー名を指定します。
edquota コマンドの引数として複数のユーザーを指定できます。ただし、表示される情報がどのユーザーに属するかは示されません。混乱を避けるため、ユーザー名は 1 つだけ指定してください。
1K バイトディスクブロック数の弱い制限値と強い制限値、および i ノード数の弱い制限値と強い制限値を設定します。
ユーザーの UFS 割り当て制限が正しく変更されたことを確認します。
# quota -v username |
ディスク割り当て制限が有効にされている、すべてのマウント済みのファイルシステムについて、ユーザーの UFS ディスク割り当て制限情報を表示します。
割り当て制限をチェックしたいユーザー名を指定します。
次の例は、 edquota コマンドで開いた一時ファイルの内容を示しています。この一時ファイルのあるシステムでは、ファイルシステムのルートディレクトリに quotas ファイルが含まれているマウント済みファイルシステムは /files だけです。
fs /files blocks (soft = 0, hard = 0) inodes (soft = 0, hard = 0) |
次の例は、上と同じ一時ファイルの、割り当て制限変更後の内容を示しています。
fs /files blocks (soft = 0, hard = 500) inodes (soft = 0, hard = 100) |
次の例は、ユーザー smith の強い制限値の変更結果を確認する方法と、1K バイトブロック数と i ノード数の強い制限値がそれぞれ 500 と 100 に変更されていることを示しています。
# quota -v smith Disk quotas for smith (uid 12): Filesystem usage quota limit timeleft files quota limit timeleft /files 1 0 500 1 0 100 |