Solaris のシステム管理 (上級編)

ProcedureUFS 割り当て制限を有効にする方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ファイルシステムの割り当て制限を有効にします。


    # quotaon [-v] -a filesystem ...
    
    -v

    割り当て制限が無効にされた場合、各ファイルシステムからメッセージを表示します。

    -a

    /etc/vfstab ファイル内に rq エントリがある全ファイルシステムの割り当て制限を有効にします。

    filesystem ...

    指定する 1 つ以上のファイルシステムの割り当て制限を有効にします。複数のファイルシステムを指定する場合は、スペースでファイルシステム名を区切ります。


例 7–5 UFS 割り当て制限を有効にする

次の例は、スライス /dev/dsk/c0t4d0s7 /dev/dsk/c0t3d0s7 上のファイルシステムのディスク割り当て制限を有効にする方法を示しています。


# quotaon -v /dev/dsk/c0t4d0s7 /dev/dsk/c0t3d0s7
/dev/dsk/c0t4d0s7: quotas turned on
/dev/dsk/c0t3d0s7: quotas turned on