Solaris のシステム管理 (上級編)

setuid プログラムがコアファイルを作成できるようにする

coreadm コマンドを使って setuid プログラムを有効または無効にすれば、次のパス設定を行うことによって、すべてのシステムプロセスに対して、または各プロセスに対してコアファイルを作成できます。

デフォルトでは、両方のフラグが無効になっています。セキュリティー上の理由により、グローバルコアファイルパスは、/ で始まるフルパス名であることが必要です。スーパーユーザーがプロセス別コアファイルを無効にすると、個別のユーザーがコアファイルを得ることはできなくなります。

setuid コアファイルはスーパーユーザーによって所有され、スーパーユーザーだけに読み取り/書き込み権が与えられます。通常ユーザーは、たとえ setuid コアファイルを生成したプロセスを所有していても、それらのファイルにアクセスできません。

詳細は、coreadm(1M) のマニュアルページを参照してください。