Solaris のシステム管理 (IP サービス)

Procedure基本的なネットワークソフトウェアチェックの実行方法

  1. ローカルシステムで「ネットワーク管理者」役割になるか、スーパーユーザーになります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. netstat コマンドを使用すると、ネットワーク情報を表示できます。

    netstat コマンドの構文と詳細については、 netstat コマンドによるネットワークの状態の監視」netstat(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. hosts データベース (および、Solaris 10 11/06 以前のリリースで IPv6 を使用している場合は ipnodes データベース) をチェックして、エントリが正しくて最新であることを確認します。

    /etc/inet/hosts データベースについては、hosts データベース」hosts(4) のマニュアルページを参照してください。/etc/inet/ipnodes データベースについては、ipnodes データベース」ipnodes(4) のマニュアルページを参照してください。

  4. 逆アドレス解決プロトコル (RARP) を実行している場合、ethers データベースの Ethernet アドレスをチェックして、エントリが正しくて最新であることを確認します。

  5. telnet コマンドを使用して、ローカルホストに接続してみます。

    telnet コマンドの構文と詳細については、telnet(1) のマニュアルページを参照してください。

  6. ネットワークデーモン inetd が動作していることを確認します。

    # ps -ef | grep inetd

    次の出力で、inetd デーモンが動作していることを確認します。


    root 57 1 0 Apr 04 ? 3:19 /usr/sbin/inetd -s
  7. IPv6 がネットワーク上で有効な場合、IPv6 デーモン in.ndpd が動作していることを確認します。


    # ps -ef | grep in.ndpd
    

    次の出力で、in.ndpd デーモンが動作していることを確認します。


    root 123  1 0  Oct 27 ?  0:03 /usr/lib/inet/in.ndpd