ほとんどの場合、IPv6 デフォルトアドレス選択ポリシーテーブルを変更する必要はありません。どうしてもポリシーテーブルを管理する必要がある場合は、 ipaddrsel コマンドを使用します。
次のような場合、ポリシーテーブルの変更をお勧めします。
システムが 6to4 トンネル用のインタフェースを持っている場合、6to4 アドレスにより高いアドレスに変更できます。
特定の宛先アドレスと通信するときだけ特定のソースアドレスを使用したい場合、これらのアドレスをポリシーテーブルに追加します。そのあと、ifconfig コマンドを使用して、これらのアドレスが優先されるようにフラグを立てます。
IPv4 アドレスを IPv6 アドレスよりも優先させたい場合、::ffff:0:0/96 の優先度をより大きな値に変更します。
旧式のアドレスにより高い優先度を割り当てる必要がある場合は、旧式のアドレスをポリシーテーブルに追加します。たとえば、IPv6 内でサイトのローカルアドレスが旧式であると仮定します。これらのアドレスには、fec0::/10 という接頭辞があります。この場合、ポリシーテーブルを変更すると、サイトのローカルアドレスにより高いポリシーを与えることができます。
ipaddrsel コマンドの詳細については、ipaddrsel(1M) のマニュアルページを参照してください。