Solaris のシステム管理 (IP サービス)

Procedure規則をアドレスプールに追加する方法

  1. IP Filter Management の権利プロファイルを持つ役割またはスーパーユーザーになります。

    IP Filter Management の権利プロファイルは、ユーザーが作成した役割に割り当てることができます。役割の作成と役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のいずれかの方法で規則をアクティブな規則セットに追加します。

    • ippool-f - コマンドを使用して、コマンド行で、規則セットに規則を追加します。


      # echo "table role = ipf type = tree number = 13 
      {10.1.1.1/32, 10.1.1.2/32, 192.168.1.0/24};" | ippool -f -
      
    • 次のコマンドを実行します。

      1. 適当なファイルに追加のアドレスプールを作成します。

      2. 作成しておいた規則をアクティブなアドレスプールに追加します。


        # ippool -f filename
        

        filename の規則がアクティブなアドレスプールの最後に追加されます。


例 26–16 アドレスプールへの規則の追加

次の例は、コマンド行から、アドレスプール規則セットにアドレスプールを追加する方法を示しています。


# ippool -l
table role = ipf type = tree number = 13
        { 10.1.1.1/32, 10.1.1.2/32, 192.168.1.0/24; };
# echo "table role = ipf type = tree number = 100
 {10.0.0.0/32, 172.16.1.2/32, 192.168.1.0/24};" | ippool -f -
# ippool -l
table role = ipf type = tree number = 100
        { 10.0.0.0/32, 172.16.1.2/32, 192.168.1.0/24; };
table role = ipf type = tree number = 13
        { 10.1.1.1/32, 10.1.1.2/32, 192.168.1.0/24; };