Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ProcedureOracle Solaris IP フィルタのログファイルを設定する方法

デフォルトでは、Oracle Solaris IP フィルタのすべてのログ情報が syslogd ファイルに記録されます。Oracle Solaris IP フィルタのトラフィック情報を、デフォルトログファイルに記録される可能性のあるほかのデータとは別個に記録するため、ログファイルを設定することをお勧めします。次の手順を実行します。

  1. IP Filter Management の権利プロファイルを持つ役割またはスーパーユーザーになります。

    IP Filter Management の権利プロファイルは、ユーザーが作成した役割に割り当てることができます。役割の作成と役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. /etc/syslog.conf を編集して、次の 2 行を追加します。


    # Save IPFilter log output to its own file 
    local0.debug             /var/log/log-name
    

    注 –

    2 番目の行の local0.debug/var/log/log-name との区切りには、Space バーではなく Tab キーを必ず使用してください。


  3. 新規ログファイルを作成します。


    # touch /var/log/log-name
    
  4. system-log サービスを再起動します。


    # svcadm restart system-log
    

例 26–21 Oracle Solaris IP フィルタログの作成

次の例は、ipmon.log を作成して IP フィルタ情報を保存する方法を示しています。

/etc/syslog.conf に、次の記述を追加します。


# Save IPFilter log output to its own file 
local0.debug             /var/log/ipmon.log

コマンド行で、次のコマンドを実行します。


# touch /var/log/ipmon.log
# svcadm restart system-log